オーバーランドトラック

今週は月曜日に36度まで気温が上がったかと思えば、火曜日は21度と気温差が激しいホバートです。

変異ウイルスの拡大や緊急事態宣言など、まだまだ世界中が大変な状況ですが、少しでも皆様にきれいな景色を見て心を癒していただきたいと思い、今日はタスマニアのオーバーランドトラックをご紹介したいと思います。

世界中からハイカーが訪れるこのオーバーランドトラックは、5泊6日で65キロの高山地帯を歩くコースです。途中の山々を登ったり、最後にセントクレア湖をフェリーを使わずに歩いたりすれば、100キロを超える距離になることも!ご自分の体力と日程を考慮して、どう歩くかを決めましょう。

オーバーランドトラックはクレイドルマウンテンのロニークリークからスタートし、国立公園内を縦断してセントクレア湖で終了します。タスマニア原生地域世界遺産の中を歩いていきます。スタートとゴール地点の看板です。ウォンバットとカモノハシの形見えますか?かわいいですね。

オーバーランドトラックタスマニアオーバーランドトラックタスマニア氷河によって作られた地形の中、タスマニアの最高峰マウントオッサ(1617m)を含む厳かな岩山、数々の湖沼、ボタングラスの湿原、冷温帯雨林、滝などを見ながら大自然の中を歩いていくのは最高の気分です。人工の物が一切見えない大自然の中を歩いていると、大自然の大きさを感じるとともに自分の、または自分が抱えている悩みの小ささを実感します。人生や価値観を変えるような経験になることは間違いなしです。以下いくつか写真を載せますので、お楽しみください。

オーバーランドトラックタスマニア・マリオンズ展望台

マリオンズ展望台からのクレイドルマウンテンとダブ湖の景色

オーバーランドトラックタスマニア

クレイドルマウンテンの後ろにバーンブラフが見えてきます

オーバーランドトラックタスマニア・バーンブラフ

バーンブラフが近づいてきます

オーバーランドトラックタスマニア・パインフォレストモーア

パインフォレストモーア

オーバーランドトラックタスマニア・ぺリオン平原

ぺリオン平原から見るマウントオークリー

オーバーランドトラックタスマニア

冷温帯雨林を流れる川

オーバーランドトラックタスマニア・マウントオッサ

タスマニア最高峰マウントオッサ山頂からの景色

オーバーランドトラックタスマニア・ダルトンの滝

ダルトンの滝

オーバーランドトラックタスマニア

マウントオリンパスが見えてきます

オーバーランドトラックタスマニア・ナルシサス

ナルシサスのフェリー乗り場からの景色

オーバーランドトラックはよく整備されているコースですが、5泊6日を歩くにはある程度の体力が必要となります。また標高737m-1617mの間を歩きますので、どんな天気にも対応できる準備が必要です。タスマニアは夏でも雪が降ることがありますので、夏でも防寒具、雨具の準備は必須です。その他食料や調理道具、寝袋やテントなどを含めると荷物もかなりの重量になります。きちんと計画を立ててから歩くようにしましょう。

またオーバーランドトラックを歩くには予約が必要です。10月1日から5月31日までは入山規制があり、料金も発生します。2021年1月現在の料金は$200+国立公園の入園料です。きちんとパスを付けていないと罰金を取られますので、注意してください。6月~9月は国立公園の入園料だけで歩くことができますが、冬は日も短いですし雪が降る可能性も大。やはり夏に歩くのがお勧めです。

重い荷物を運ぶことが心配な方は、英語ガイド付きでプライベートの山小屋(シャワー、食事、ワイン付き)に泊まる贅沢なツアーもありますので、ご心配なく。通常は20キロ以上の荷物を運ぶのが普通ですが、このツアーに参加すれば、運ぶ荷物の重量を8~9キロ程度にすることができます。食事はガイドさんが美味しい食事を作ってくれますので、それも楽しみの一つです。弊社でも予約の代行を行っています。またスタート地点とゴール地点が異なるコースですので、移動が心配な方は弊社では送迎のサービスも行っています。詳しくはお問い合わせください。

今はまだ先が見えませんが、近い将来皆さんがタスマニアへ来ることができるようにお祈りしています。

 

 

クレイドルマウンテンの父グスタフ・ウェインドルファー

タスマニアで人気のスポットの一つがクレイドルマウンテンですが、クレイドルマウンテンが今のようになるには、こんな人の努力がありました。

ウェインドルファーの日記

クレイドルマウンテンの父とも言われるオーストリア人で植物愛好家のグスタフ・ウェインドルファーは、クレイドルマウンテンを国立公園にするために尽力した人です。現在の国立公園内に土地を買って小屋を建て、お客様のおもてなしを始めました。その後クレイドルマウンテンは保護をされるようになり、現在ではタスマニア原生地域内で世界遺産の一部となっています。

彼の有名な言葉“ここは人々の為に国立公園としてあるべきだ。そして人々はここを知って楽しむべきだ。“は今でもタスマニアに語り継がれています。彼が人々を呼ぼうとして最初に建てたゲストハウス”ウォルドハイム“の小屋はタスマニアの固有種キングビリー・パインを使って建てられています。復元されたものとなりますが、この小屋は現在でも国立公園内で見る事が出来ます。

そこでは少し寒々しい小屋の雰囲気があり、その小屋の近くには彼の石碑も建てられています。彼は今でもこの地に眠っています。周りにはタスマニアの固有種である独特の風貌を持つパンダニが多数林立し、毎年New Years Dayにはオーストリアの風習でもあるEverlasting Flowerと4つのキャンドルが今でもお墓に備えられています。

ぜひウェインドルファーの伝えたかった大自然を肌で感じてください。

クレイドルマウンテンへのツアーは、以下のリンクからどうぞ。

 

ロンセストン発着クレイドルマウンテン日帰りツアー

ホバート発着クレイドルマウンテン1泊2日ツアー

クレイドルマウンテン

Cradleとは“ゆりかご”と言う意味があるのを皆さんご存知でしょうか。ここクレイドルマウンテンの山頂をダブ湖から見上げるとその意味がよくわかります。赤ちゃんがゆりかごに入っているように見えますね。

クレイドルマウンテン、タスマニア

クレイドルマウンテン、タスマニア

ゆりかごマウンテン

そんなクレイドルマウンテン一帯は1982年に世界の複合遺産として登録されています。この地域はまさしく自然の楽園。壮大な自然、太古の原生林、そして数えきれないほどの世界でも珍しい有袋動物や単孔類の宝庫です。また、たくさんの鳥たちが訪れます。

ワラビー

ウォンバット

天気の良い日には壮大なクレイドルマウンテンが。雨の日にはとても幻想的な太古の森のような景色が。また、Overland Trackという世界遺産内を6日間かけて縦断するコースもあり、それこそ手つかずの大地を肌で感じることが出来ます。

オーバーランドトラック

たくさんの表情を持つCradle Mt – Lake St Clair 国立公園は訪れる人々を魅了してやみません。

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

久しぶりの長いお休みに、クレイドルマウンテン山頂ハイキングやってきました!お天気は快晴で、日焼けしないようにするのが大変でした。顔、首、腕は気をつけていましたが、あまりにも暑くてパンツをまくって足を出していたら、ふくらはぎにくっきりと靴下の跡が。。。失敗!タスマニアの強い太陽には油断禁物です。

私たちはマリオンズ展望台を通って山頂へ向かい、帰りはホーストラックを通って帰ってきました。下の写真は最初の休憩場所、クレーター湖です。本当は氷河湖ですが、クレーター湖のように見えることからこの名前がついたとか。。

クレイドルマウンテン山頂ハイキング・クレーター湖

クレイドルマウンテン山頂ハイキング・クレーター湖

マリオンズ展望台でも一枚。クレイドルマウンテンがきれいに見えて、最高の眺めでした。この日はお休みだし、お天気が良かったこともあって、かなりたくさんの人がハイキングを楽しんでいました。日本人の方にも結構会いました。このマリオンズ展望台までで、引き返していく人もたくさんいましたが、私たちはまた先のクレイドルマウンテン頂上を目指して歩き続けました。

クレイドルマウンテン山頂ハイキング・マリオンズ展望台

クレイドルマウンテン山頂ハイキング・マリオンズ展望台

クレイドルマウンテンより先のバーンブラフが見えてきました!

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

キッチンハットを過ぎると登りが始まります。かなり急な登りなのが、下の写真からわかってもらえるでしょうか?最後の方にはロッククライミングって感じの場所も数箇所あり、私の短い足では上り下りにとても苦労した場所がありました。両手両足全部使って登りました。それはそれでとても楽しかったですが、このコースは絶対一人では行かないほうがいいですね。

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

頑張った甲斐がありました。山頂からの眺めは最高です。下は東側の景色です。

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

こちらは南側の景色。オーバーランドトラックが真ん中に見えています。後ろの山がバーンブラフ。オーバーランドトラックを歩く人の次の目的地ですね。

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

山頂でかなりゆっくりしてしまったので、帰りはちょっと急ぐ羽目になってしまいましたが、途中クレーター湖を上から見下ろせる場所でまた少し休憩。その後まっすぐロニークリークの駐車場へ戻ってきました。ルークが途中たくさん写真を撮ったので、全部で9時間かかりました。この後はまっすぐロッジのパブへ向かって、ビールとディナーでお疲れパーティー。いや~、最高でした!

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

クレイドルマウンテン山頂ハイキング

この写真はおまけ。前日の夜に撮ったもの。きれいなクレイドルマウンテンのシルエットです。

クレイドルマウンテン

タスマニアと聞いて皆さんが最初に思い出すのは、大自然ではないでしょうか。島の20%が世界遺産にも指定されているこのタスマニアですが、そのタスマニアの大自然の象徴にもなっているのが、タスマニアの北西にあるクレイドルマウンテンではないかと思います。もちろんクレイドルマウンテンは世界遺産に入っています。クレイドルって日本語では”(赤ちゃんの)ゆりかご”という意味です。その名前の由来はまさにその形にあります。クレイドルマウンテン、じっくり見てみるとゆりかごに赤ちゃんが寝ているように見えませんか?

クレイドルマウンテン国立公園 世界自然遺産 タスマニア

クレイドルマウンテン国立公園 世界自然遺産 タスマニア

上の写真は去年の9月に撮ったものですが、この日は本当に珍しくクレイドルに風一つなくダブ湖に一筋の波もたつことがなく、完璧な鏡に映ったようなクレイドルのリフレクションを見ることができました。クレイドル周辺は1年のうち3分の2は雨が降っているといわれています。もちろん雨雲があれば山は雲に隠れてしまいますので、クレイドルの山を見ることもできません。とても自然状況の厳しい場所なんですね。もちろんそんな厳しい大自然の中だからこそ、世界遺産にも指定されるような今のクレイドルマウンテンがあるわけなので、見方を変えれば、それが本物のクレイドルマウンテンということにもなりますがね。それを考えるとやっぱり上の写真のようなクレイドルを見れるって珍しいんです。私たちはクレイドルには何十回も行ったことがありますが、こんな素晴らしいリフレクションは記憶にありません!本当に鏡みたいですよね?また雪化粧したクレイドルもきれいですね。岩肌のクレイドルとは一味違います。

こんなすばらしいクレイドルを見れるかどうかは皆さんの運次第ですが、クレイドルのツアーに興味のある方は、ここをクリックしてください