タスマニアンデビル

今週は俳優のクリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)さんと奥様で女優のエルサ・パタキー(Elsa Pataky)さんが、11匹のタスマニアンデビルをオーストラリア本土NSW州の野生動物保護地区へリリースするのをお手伝いした、というニュースがありました。今は野生ではタスマニアにしか存在しないタスマニアンデビルですが、昔はオーストラリア本土にもいました。約400年ほど前にオーストラリア本土では絶滅したと言われています。これをきっかけにまたオーストラリア本土に再導入できれば素晴らしいと思います。

タスマニアンデビルタスマニアンデビル現在タスマニアンデビルは絶滅危惧種です。デビル顔面腫瘍性疾患(Devil Facial Tumour Disease)という病気が原因で、野生のタスマニアンデビルの数は大幅に減ってしまいました。伝染性の癌です。治療法がないので、この病気にかかったタスマニアンデビルは死ぬしかありません。絶滅を防ぐためにSave the Tasmanian Devil Programという政府支援のプログラムもあり、たくさんの人が頑張っています。この病気のない本土へ健康なタスマニアンデビルをリリースするというこの試みも、タスマニアンデビルを絶滅から守ってくれることは間違いないと思います。

タスマニアンデビルタスマニアンデビルちなみに、タスマニアンデビルは肉食の有袋類です。そう、有袋類。カンガルーやコアラと同じように、お母さんはポケットで赤ちゃんを育てます。ご存知でしたか?名前のイメージとは違って、タスマニアンデビルはとてもかわいい動物です。国境が開いてまた海外旅行ができるようになったら、ぜひ本物のタスマニアンデビルを見に来てください。数が減ってしまったこともありますし、基本的にシャイな動物だということもあって、野生で見るのはなかなか難しいですが、ワイルドライフパークでは確実に見ることができます。皆様が支払う入園料もタスマニアンデビルの保護に使われるようになりますので、訪問するだけでタスマニアンデビルを助けていることにつながります。

ウォンバット

ずんぐりした体に短い手足、つぶらな瞳がとっても愛らしい人気者ウォンバット。

ウォンバット、クレイドルマウンテン、タスマニア
コアラと祖先が同じで、コアラは木の上で生活をするように進化したのに対し、ウォンバットは地上で生活するように進化をしてきました。よく見ると顔も体形も似ていますね。

ウォンバット、クレイドルマウンテン、タスマニア
ウォンバットは穴堀りがとっても得意な動物です!なんと、3mから10mの長さがある巣穴を作るそうです!あの小さな体からは想像できない大きさですね。

ウォンバット、クレイドルマウンテン、タスマニア
巣穴の中は寝室、トイレなど複数の部屋に分かれており、トンネルでつながっています。寝室は巣の一番奥に作られ、草や樹皮などを敷いた寝床を作るそうです。のんびりとした見た目とは裏腹にかなり几帳面な性格のようですね。

ウォンバット、クレイドルマウンテン、タスマニア

ウォンバットのポケットは後ろ向きについています。赤ちゃん、見えますか?

クレイドルマウンテンに滞在すると、かなりの確率で野生のウォンバットに出会うことができます。

ボノロング

ホバートから車で約30分。毎日多くの来園者で賑わうボノロング野生動物保護施設では、タスマニアデビルやウォンバット、ハリモグラやフォレスターカンガルーなどタスマニアに生息する様々な動物を間近で観ることができます。

ボノロングワイルドライフパーク、タスマニア
カンガルーは園内で放し飼いになっており、餌やりも出来るんですよ!春(10月~11月ごろ)にはお母さんのおなかのポケットから顔を出す可愛い赤ちゃんカンガルーを見られることも!

フォレスターカンガルー

フォレスターカンガルー
ここにいる動物たちは、元は野生で暮らしていた動物たちですが、怪我をしたり、孤児になってしまったなど、様々な理由により野生で生活することが困難となり保護されてきました。ボノロングではそんな動物たちが、野生に戻れるよう、ケアをし、トレーニングを行っています。

肉食有袋類クオル(フクロネコ)

肉食有袋類クオル(フクロネコ)

タスマニアンデビル

タスマニアンデビル

ボノロングの入園料は動物保護のために使われるそうです。私たちもボノロングを訪れることで、動物保護のお手伝いが少しできている気がしますね。