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南半球のオーロラ (Aurora Australis)

最近お天気は良いですが、少しずつ肌寒くなってきているホバートです。2月はもう少し暑くても良いと思うのですが、今年はラニーニャ現象の影響で比較的涼しくて雨の多い夏でした。

先週のブログにオーロラの写真を載せました。オーロラのお話は以前にもしたことがあると思うのですが、しばらく触れていなかったので、今日は再度南半球のオーロラ、Aurora Australisのお話をしたいと思います。

オーロラと言うと北半球のイメージが強いと思いますが、南半球でも同じ現象が起こります。南半球は南極の近くにあまり大陸がありませんから、見られる場所が限られるというのもあまり知られていない理由の一つだと思います。ここタスマニアでもオーロラ見られるんです。ただしタスマニアはまだまだ中緯度なので、オーロラ鑑賞で有名な北半球のアラスカやカナダ、ノルウェーなどと比べると緯度が低く、頭上を見上げるようなオーロラは見られません。常に水平線・地平線上で遠くで起こっている現象を見ているという感じがあります。それでも私は一番最初に見たときの感激は忘れられません。下の写真が私が一番最初に見たオーロラです。2012年の9月でした。

オーロラタスマニア実際のオーロラは写真で見るよりも全然色が薄いです。緑色は裸眼でも見えますが、それ以外の色(ピンクや紫など)は私は白っぽくしか見えませんでした。それでも、突き上げてくるビームやカーテンのように揺れる光の動きは見えますので、そのスケールの大きさにやはり感動します。まだオーロラ見たことがない方、写真と同じようには見えませんので、それは理解したうえで見に行ってくださいね。

オーロラタスマニア マウントウェリントンオーロラが見える季節というのは特には決まっていないです。年間を通して見ることができます。ただし、オーロラは暗くないと見えないですから、夜の長い冬の方が確率は高いということになると思います。オーロラにはお天気も関係していて、雲がかかっていると見えません。難しいですね。絶対とは言えませんが、お彼岸の頃が見えやすいというのを何度か聞いたことがあります。3月と9月です。ちなみに私達はカレンダー上のほとんどの月でオーロラを見たことがありますので、本当に決まりはないんです。強いてここでアドバイスをできるとしたら、万が一オーロラが発生したときには、月が出ていると月の光はかなり邪魔です。なので、満月の時期は避けたほうが良いと思います。

オーロラタスマニア クレイドルマウンテンオーロラタスマニア フレシネ国立公園何がオーロラを起こすのかというと、太陽の活動です。太陽の表面で爆発が起こった時に、太陽から飛び出してきた原子や陽子が風のように地球に押し寄せてくるものを太陽風と呼びますが、この太陽風が北極や南極上空の酸素や窒素などの原子を刺激して光を出すんだそうです。つまり、まずは太陽で爆発が起こってくれないとだめということです。太陽にも活動の周期があって、大体11年周期なんだそうです。今まではソーラーミニマムと呼ばれる太陽の活動があまりない静かな時期だったのですが、最近太陽の表面に黒点の数も増えてきて、段々と太陽の活動が活発になってきました。今後数年間に期待をしたいと思います。

オーロラタスマニアよく聞かれる質問が、オーロラは予測ができるのかということなんですが、これはなかなか答えるのが難しい質問です。短い期間での予測ならある程度は可能ですが、絶対ではありません。太陽で爆発が起こると、その太陽風が地球へ到達するまでに2ー3日かかりますから、2ー3日後にオーロラが起こるかもくらいの予想ならできます。でもそれも絶対ではありません。前回のソーラーマキシマム(太陽の活動が活発な時期)に、数日後にかなり大きなオーロラが見られるだろうという噂が広まって、オーロラを見たいがためにオーストラリア本土から急きょタスマニアへ飛んできた人の話を聞いたことがありますが、その時には予想に反してほとんどオーロラは見られませんでした。こんなこともあるんだなと実感しました。これが私達がオーロラのツアーをできない理由です。あまりにもランダムすぎますし、タスマニアは中緯度にある分、そんなに頻繁には見られません。オーロラツアーについても良く質問を受けますが、ご理解いただければ幸いです。ただし、万が一オーロラが発生すれば、私達はわかりますよ。その時にはご案内できると思います。

オーロラタスマニア オーバーランドトラックオーロラタスマニアまたタスマニアでオーロラが見られたら、弊社のインスタグラムフェイスブックでシェアをしたいと思います。まだの方、ぜひフォローをお願いします。ではまた次回。

タスマニア情報➀

今週は暑くて夏を感じられるホバートです。2月も後半に入り、段々秋が近づいてきます。思いきり、この夏らしい天気を楽しみたいと思います。ビクトリア州の5日間のロックダウンも予定通り今日の夜で終了するようです。ビクトリア州の皆さんお疲れさまでした。急遽決まったロックダウンで予定が狂い大変だったと思いますが、その頑張りが功を奏しての結果だと思います。おめでとうございます。

まだまだ世界は大変で海外旅行など当分無理そうですが、こんな時だからこそ、楽しいことを考えるのも大事だと思います。旅行の計画って楽しいですよね?今日はタスマニアの基本情報をご案内したいと思います。皆さんにいつかタスマニアへ遊びに来るときの参考にして頂きたいと思います。

タスマニアはオーストラリア大陸の南に浮かぶ島です。南半球ですから日本とは季節が真逆になります。先に書いた通り、タスマニアは今は夏です。タスマニアへは日本から直行便は出ていないので、シドニーやメルボルンを経由してくるようになります。東京からだとシドニーまでが約9時間半、メルボルンまでは約10時間半のフライトになり、またそこからタスマニアへ乗り継ぎするようになりますので、結構遠いです。シドニーーホバート間は約2時間、メルボルンーホバート間は約1時間の移動になります。遠いのは遠いのですが、タスマニアの良いところは日本との時差があまりないことです。通常は日本との時差は1時間ですが、タスマニアは夏時間を採用していますので、10月の第1週の週末から4月の第一週の週末までは時差が2時間になります。時差があまりない分、ヨーロッパやアメリカへ行くよりは体は楽だと思います。

タスマニアは地図で見ると小さく見えますが、これでも北海道の約80%の大きさがあります。結構大きいので、あまり欲張って行程を詰めすぎると、ほとんどの時間を移動に費やすようになってしまうこともあります。旅行の計画を立てるときには移動時間、確認してください。またタスマニアには空港が3つあります。ホバート空港、ロンセストン空港、デボンポート空港です。行と帰りの空港を変えると効率よく回れることもありますので、これも行程を考えるときの参考にしてください。

タスマニアは公共の交通機関で旅をするというのは、とても難しいです。市内や都市間の移動くらいなら何とかなりますが、それ以外の観光地に行くには車がないと不便です。なので、タスマニアを旅行する際には、ツアーに参加するかもしくはレンタカーをするかになります。ご自分でレンタカーを運転しようと考えている方、タスマニアも右ハンドル/左側通行で日本と同じなので運転はしやすいですが、日本ではあまり見かけないラウンドアバウト(環状交差点)もありますし、町中以外は暗くなると野生動物が出てきたりしますので、注意が必要です。私が最初にタスマニアで運転した時には、対面道路で分離帯もない細い道路が時速110キロでびっくりしたことがあります。町中(特にホバート)には通勤や帰宅時間には交通渋滞がありますが、町を出てしまうと事故でもない限りは渋滞はほとんどないです。町中以外はほとんど信号もないので、それはそれで面白いと思います。

今日はこのくらいにしたいと思います。また次回をお楽しみに。

オーロラタスマニア

昨日タスマニアでオーロラが見られました!オーロラの話はまたの機会に。

セントクレア湖 (Lake St Clair)

最近のブログでもすでにご紹介していますが、タスマニアにはオーバーランドトラックと呼ばれる5泊6日で歩く有名なそしてとても人気のハイキングコースがあります。今日はそのオーバーランドトラックのゴール地点でもあるセントクレア湖をもう少し詳しくご紹介したいと思います。

セントクレア湖は標高737メートルの場所に位置する湖です。氷河によって削られてできたセントクレア湖は、オーストラリアで一番深い湖でもあります。水深167メートルと記載されているのを見ますが、もっと深いのではと言われています。原住民アボリジニの人たちはこの湖を”リーアウリーナ”(leeawuleena)と呼んでいました。リーアウリーナとは”静かに眠る水”という意味だそうです。穏やかな水面を見ていると、とても神秘的で名前の理由が理解できます。ただし、標高の高い場所ですから、穏やかな日だけではありません。訪れる際には、雨具や防寒具などすべての天候に対処できるように準備してお出かけください。

セントクレア湖タスマニア

穏やかなセントクレア湖の湖面

同じ国立公園内のクレイドルマウンテンと比べると、セントクレア湖は知名度はまだ低く訪れる人の数も少ないです。その分静かな時間を楽しむことができます。ハイキングコースもいろいろとあり、ルフス山 (Mt Rufus)は私は大好きな日帰りハイキングコースの一つです。ただルフス山は周遊で歩いてくると7~8時間かかりますので、長いコースとなり普段歩きなれていない方には大変なコースです。標高差でも680メートル近くありますので、大分登ります。

セントクレア湖タスマニア ルフス山

ルフス山頂付近からの景色

セントクレア湖のショートウォークと言うと、ウォーターズミート(ヒューゲル川とキュービエ川が合流する場所)を中心に、カモノハシを見られる可能性があるプラティパスベイ、この地域のアボリジニに関する説明の設置があるラーメイラメナー・タベルティの3つのコースの組み合わせがメインでしたが、数年前にフランクランドビーチにきちんとしたトラックができました。ビーチを歩く場所が結構あるので砂の上は歩きにくいと感じるときもあるのですが、全体としてお天気が良いと湖の周辺の山々が見れてとても気持ちの良いウォークです。これでセントクレア湖のショートウォークの選択肢が増えました。

セントクレア湖タスマニア ウォーターズミート

ウォーターズミート

セントクレア湖タスマニア

フランクランドビーチから見える山々の景色

セントクレア湖タスマニア Mt Olympus

フランクランドビーチから見える山々の景色

スタート地点とゴール地点は違うので、往復歩くようになりますが、好きなところまで歩いて折り返しても良いと思います。往復すれば約6キロの平坦なコースです。雨がたくさん降った後は、湖の水量が増えてトラックが水没してしまっているときがあるので、それは注意してください。私はかなりの水量の時に遭遇したことがあり、ハイキングブーツのままでは歩くことができませんでした。

セントクレア湖の近くにPumphouse Pointという高級ホテルがあります。下の写真の右側に小さく写っているベージュの建物です。2015年にオープンしたホテルですが、すぐに人気になりました。近くの水力発電所で水が必要な時のためにセントクレア湖から水をくみ上げて貯めておくという目的で作られた建物(パンプハウス)ですが、その目的のために使われたことは一度もなかったそうです。1990年代に使用が終わってからはそのまま残っていましたが、2015年にホテルとなって生まれ変わりました。静かな大自然の中、高級ホテルでゆったりとした時間を過ごす。これ以上の贅沢はないかもしれません。本格的ハイキングを楽しんだり、ゆったりとした時間を過ごしたり、セントクレア湖でのご自分なりの楽しみ方を探してみてください。

セントクレア湖タスマニア Frankland Beaches & Pumphouse Point

フランクランドビーチから見えるPumphouse Point

kunanyi/Mount Wellington (ウェリントン山)

今年の節分は2月2日だったそうですね。私達は特に何もしないで節分を過ごしてしまいましたが、タスマニアでもお子さんと豆まきをしたり、恵方巻を食べたりしているご家庭があります。私が知っているのはみんな日本人がいるご家庭ですが、こちらでも日本の文化を大事にしていて頼もしいです。日本は暦の上では立春ですね。早く暖かくなりますように。

今日はホバートの町のランドマークになっているウェリントン山のご紹介をしたいと思います。ウォーターフロントから見るホバートの景色。背景に見えている大きな山がウェリントン山です。ウェリントン山はアボリジニの人たちはkunanyiと呼びます。強いて日本語にすれば”クナニ”となります。最近では道路標識などでも英語と両方の表示がしてあります。とても大事なことだと思います。

ウォーターフロントから見るホバートの町とマウントウェリントンウェリントン山は標高1270メートルあります。タスマニアは最高峰でも1617メートル(オッサ山)ですから1270メートルというとなかなか高い山です。ウェリントン山は頂上まで車で行くこともできます。道は細くてカーブが多いので運転には注意が必要ですが、ホバートの町から約30分~40分のドライブで下の景色を見ることができる展望台へ到着です。以下は日の出の写真です。雲海もきれいですね。

マウントウェリントン頂上ウェリントン山頂日の出

標高が高いので、お天気が悪い時には雲に隠れてしまいます。そんな時には登っても何も見ることができません。また冬には当たり前に雪が降りますし、道路が凍る可能性もあります。夏の山火事の危険が高いときなどもそうですが、危険があるときには頂上への道路は閉鎖になることがありますので、併せて注意が必要です。

ウェリントン山にはたくさんのハイキングコースがあります。町から歩いて頂上まで行くこともできますし、そこまで歩くのはちょっとという方でも、車で行って途中でショートウォークを楽しむこともできます。以下いくつかハイキングで見られる景色をご紹介します。

ホバートの町からでも見ることができるオルガンパイプと呼ばれる粗粒玄武岩の柱状節理は、近くで見ると迫力があります。

ウェリントン山オルガンパイプウェリントン山にはたくさん雨が降った時だけ現れる”Disappearing Tarn”(消える池)と呼ばれる小さな池もあります。青みがかった水がとてもきれいです。

マウントウェリントン見所スフィンクスロックからの景色もなかなかです。

ウェリントン山見所スフィンクスロックまたウェリントン山には小さな滝もたくさんあります。

マウントウェリントンシルバーの滝ウェリントン山シークレットフォールズ秘密の滝標高720メートルのところに”The Springs”(スプリングス)と呼ばれるエリアがあり、駐車場やトイレがあります。ここはたくさんのハイキングコースのスタート地点になっています。またここにはコンテナをおしゃれに改装して営業しているかわいらしいカフェもあります。ハイキングの後でコーヒーを飲みながら休憩をすることもできます。週末は結構混んでいますから、地元の人たちに愛されているのがわかります。

州都の町からこんなに近くで自然を楽しむことができるのも、タスマニアの大きな魅力の一つではないかと思います。タスマニアのお勧めスポットの一つです。

オーストラリアデー

今日のホバートは最高気温が17度。夏とは思えない寒さです。今年の夏はラニーニャ現象と言われていますから、仕方ないですね。ここホバートではラニーニャ現象も悪いことだけではなく、例年に比べて今年の夏は雨が多いので、家の芝生がまだ緑です。夏はいつも黄色くなって枯れてしまいます。地域によっては、ラニーニャ現象のせいで大雨や洪水に襲われていますから、もちろん良いことばかりではありません。

昨日1月26日はオーストラリアではオーストラリアデーという祝日でした。日本でいう建国記念日にあたります。ではこの1月26日は何が起こった日かというと、1788年にアーサーフィリップ率いるイギリスからのファーストフリート(最初の植民船団)がポートジャクソン(シドニー湾)に到着した日です。現オーストラリアへのイギリス人の入植が始まった日となります。そう聞くとなるほどと思いますが、よく考えてみると、もとからこの地に住んでいた原住民アボリジニの人達の視線から見ると、自分達の地をイギリス人に取られてしまった日となります。そんな背景があり、この日をインベージョンデー(侵略の日)と呼ぶ人達もいます。昨日も各地でオーストラリアデーの日にちを変更するように訴える集会が行われていました。ホバートも例外ではありません。

自然がたくさんあり、きれいな景色やかわいい動物達が見られるオーストラリアですが、その歴史を学ぶこともとても大事なことだと思います。この土地を何万年も前から守ってきたアボリジニの人達に敬意を表することを忘れてはいけないと思います。

ベイ・オブ・ファイヤーズ (Bay of Fires)

日本からのお客様をタスマニアでお迎えできるようになるにはもう少し時間がかかりそうですが、州境が再開した今、弊社では風景写真家でもあるルークが写真撮影ツアーを催行しています。先週はタスマニアの東海岸にあるベイ・オブ・ファイヤーズへ行ってきましたので、今日はそのベイ・オブ・ファイヤーズをご紹介したいと思います。

タスマニアの北東にあるエディストン・ポイントとビナロング・ベイを結ぶ約50キロの海岸線をベイ・オブ・ファイヤーズと呼びます。直訳すれば”火の湾”となりますが、この名前の由来は、先住民タスマニアンアボリジニが付けていた火です。1773年にこのエリアに来たイギリス船のトバイアス・フルノ―船長が、燃えている海岸線を見てそう名付けました。

ベイ・オブ・ファイヤーズは青い海、白い砂浜に加えて、オレンジ色の岩が有名です。なぜ岩がオレンジなのかというと、答えは地衣類です。地衣類が岩を覆い、有名なオレンジ色の岩から成る海岸線を作り出します。

タスマニア写真撮影ツアー ベイ・オブ・ファイヤーズタスマニア写真撮影ツアー ベイ・オブ・ファイヤーズ東海岸ということもあって日の出が楽しみなエリアですが、今回は残念ながらあまりカラフルな日の出ではなかったようです。でも打ち付ける波を捉え、雰囲気のある写真が撮れました。

タスマニア写真撮影ツアー ベイ・オブ・ファイヤーズルークのベイ・オブ・ファイヤーズ写真撮影ツアーでは、ビーチだけではなくセントコロンバの滝も訪れます。そこでは森林やキノコなども見れますので、被写体にはバラエティーがあります。

タスマニア写真撮影ツアー セントコロンバの滝タスマニア写真撮影ツアー キノコ今回はプライベートツアーでしたので、お客様の希望で、普段は含まれていないラベンダーファームにも寄りました。ラベンダーアイスクリームとのこのショット、いい感じですよね。

タスマニア写真撮影ツアー ブリッドストウラベンダーファーム帰りは少し雨に降られましたが、そのおかげでこんなにきれいな虹を見ることができました。

タスマニア写真撮影ツアー 虹ベイ・オブ・ファイヤーズ、せっかく行くならぜひぜひゆっくりしていただきたい場所です。青い海、白い砂浜を見ながら、日常を忘れてリラックスするのも良い休日の過ごし方ではないでしょうか?写真に興味のある方は、ルークの写真撮影ツアー、ぜひご検討ください。

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